SBIホールディングスのグループ企業であるSBI証券やSBIマネープラザが協力し、太陽光発電ファンドの発電所を始動させました。
太陽光発電ということで環境に配慮した発電が可能となっています。
そんな太陽光発電ファンドのアセットマネージャーを務めているのがアールエスアセットマネジメント(RSアセットマネジメント)という企業です。
SBIグループやアールエスアセットマネジメントという企業がどんな企業なのか、また太陽光発電ファンドがどういったものなのか気になっている方も多いでしょう。
そこで今回は、SBIグループとアールエスアセットマネジメントによって作られた太陽光発電ファンドについてご紹介していきます。
環境に配慮した太陽光発電に興味がある、太陽光発電ファンドとはどういったものか知りたいという方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
SBIグループとは?
まずはSBIグループとアールエスアセットマネジメントについてご紹介していきましょう。
それぞれどういった事業展開を行っている企業なのでしょうか?
SBIグループは、3つの主要事業を軸に各子会社で事業展開を行っているグループ企業です。
正式には「SBIホールディングス株式会社」という企業名であり、子会社全体の統括や運営を行っています。
SBIグループには多くの子会社がありますが、中でも今回太陽光発電ファンドに関わっている「SBI証券」と「SBIマネープラザ」についてご紹介していきましょう。
SBI証券
SBI証券はオンラインでの証券事業を展開する企業で、日本の証券会社の中でもトップクラスの実績を持っています。
口座開設や口座管理料が無料であり、格安の手数料を選択できるため投資家にとっては利用しやすい証券会社としても知られています。
SBIマネープラザ
SBIマネープラザは、保険代理店業務や金融商品の仲介業、住宅ローンの代理業や銀行代理業など、金融に関連する事業を幅広く展開している企業です。
個人で資産運用や保険選び、相続・事業承継問題を行うのはとても手間がかかり大変ですが、SBIマネープラザに相談することで適切なアドバイスをしてもらえます。
さらに、SBIグループ全体から活用できるサービスを提案し、一人ひとりの問題解決につなげています。
アールエスアセットマネジメントとは?
アールエスアセットマネジメントとは、2013年に設立された会社で、太陽光発電設備の設置などといった再生可能エネルギーファンドに対するアレンジメント事業・インベストメント事業、さらに付随する関連事業を手掛けています。
日本を中心に事業展開されていますが、合弁会社がシンガポールに設置されており、今後世界に向けた事業展開が期待できる企業です。
事業分野は太陽光発電に限らず、再生可能エネルギーであれば幅広く対応しています。
例えば、バイオマス発電や風力発電などはすでに設備準備を整えており、数年後には稼働する予定です。
他にも地熱発電や水力発電でも開発や候補地選定などを実施しています。
太陽光発電に関しては、「20年間固定買取制度」を活用し、安定した収益が得られる投資の実現に向けて、アセットマネージャーが中心となってアレンジメント業務を行っています。
太陽光発電ファンドとは?
SBI証券とSBIマネープラザ、そしてアールエスアセットマネジメントが行っている「太陽光発電ファンド」とは、どういった投資方法なのでしょう?
ここからは太陽光発電ファンドの具体的な内容についてご紹介していきます。
太陽光発電は、太陽光を利用してエネルギーを生み出す発電システムで、東日本大震災で発電所事故が発生してから注目度が高まっている方法になります。
ファンドというのは他者から資金を募り、事業・投資を行うことを指します。
ファンドの場合は事業・投資で得た利益を、資金を出資した投資家に分配されるため、投資家は出資するだけで分配金がもらえるという仕組みになっています。
これらを組み合わせた太陽光発電ファンドは、太陽光発電を使って電力を生み出し、その電力を電力会社などへ売ることによって売電収入を得ます。
この収入を出資した投資家に分配する方法を指しています。
個人で太陽光発電を始めようとすると、設置の手間や初期費用の高さなどがデメリットになってきてしまいますが、太陽光発電ファンドであれば出資するだけで設備の設置からメンテナンスまで事業者が行ってくれるため、手間がほとんどかかりません。
また、出資額も多人数が集まれば一人あたりの負担額も低くなります。
そのため、太陽光発電ファンドは通常の太陽光発電投資よりとても取り組みやすい投資方法と言えるでしょう。
SBIグループとアールエスアセットマネジメントの太陽光発電ファンド
SBIグループとアールエスアセットマネジメントは、鹿児島県にある霧島錦江湾国立公園内に建設し、現在すでに稼働しています。
なぜ鹿児島県が選ばれたのかと言うと、理由として考えられるのは日射量です。
九州地方は比較的日射量が多い地域であり、太陽光発電に適していると言えます。
雨が降ってしまうとどうしても売電による収益が減ってしまいますが、できるだけ日射量の多い地域を選定して太陽光発電を設置することで、高配当を維持できるのです。
また、国立公園内に設置されていますが、太陽光発電パネルで景観を損ねてしまうようなことはなく、自然公園法に則って設置しています。
環境に優しい発電システムという特徴に加え、公園内の景観も損ねることはないというメリットも持ち合わせています。
今回の協力によってどのような影響がでるのか
今回、SBIグループとアールエスアセットマネジメントが協力したことにより、太陽光発電ファンドの注目度が格段に上がりました。
以前までは、太陽光発電が環境に優しい発電システムだと分かっていても、初期費用の高さといったデメリットから取り入れられないと考える方は多くいらっしゃいました。
しかし、今回トップクラスの実績と認知度を誇るSBIグループが、若い世代のアセットマネージャーがアレンジメント事業などを手掛けているアールエスアセットマネジメントと協力したことによって、太陽光発電ファンドに興味を持つ方は増えたと予測できるでしょう。
今回の協力によって投資家達の中で「太陽光発電ファンド」という選択肢が1つ増えたことになります。
現在、政府でも資源エネルギー庁において再生可能エネルギーの推進が行われています。
世界的にも太陽光発電にかかるコストが徐々に減少しており、先進国だけでなく開発途上国などで取り入れられるようになってきました。
アールエスアセットマネジメントでも事業の一つとして、経済発展が凄まじい勢いで進んでいるアジア各国でのエネルギー問題・環境問題を解決しようと、太陽光発電のノウハウを活かした海外環境ビジネスを展開しています。
そこではパートナー企業との連携を図ることも示唆しており、今後SBIグループと海外環境ビジネスに関しても協力していく可能性は十分に高いです。
SBIグループとアールエスアセットマネジメント、2社の動向には今後も注目していきましょう。