近年は新たな収入源を得ようと不動産投資に関心を寄せる人が多くなってきています。
その一方で、物件を高額で購入してしまったり、割高な税金が大きな負担になったりして原因で失敗してしまう投資家も少なくありません。
不動産投資は売買・賃貸ともに市場が不透明なため、後々トラブルにつながってしまう可能性もあります。
破産してしまったら、売却を検討する人も多いでしょう。
しかし、不動産投資で破産した場合、売却でも失敗する可能性が高いと言われています。
そこで今回は、物件の売却する前に知っておきたいポイントや、相談会の重要性についてご紹介していきましょう。
不動産売却の流れ
実際に不動産を売却するには、どのような流れを行えば良いのでしょうか?
まずは、不動産売却の流れを見ていきましょう。
- 現場調査・情報収集
- 書類の用意
- 査定依頼
- 媒介契約
- 販売価格の決定
- 売却活動
- 売買契約
- 決済の手続き
- 売却後の手続き
大まかに分けると、不動産を売却する流れはこのようになっています。
売却する際には、まず所有する物件周辺の相場や、売り出し価格を知っておく必要があります。
後々不動産会社と販売価格を決定する際の交渉に役立つからです。
不動産を売却する場合は、いくつかの不動産会社に査定してもらい、査定額を比較しましょう。
相性の良さや対応の丁寧さなども同様に比較するとトラブルなく進めることができます。
スムーズに売却手続きができたとしても、売却後は確定申告をはじめとする金銭関連の手続きを忘れずに行いましょう。
物件を売却する際の注意点
先に述べたように、物件を売却するには複数の不動産会社から査定してもらい、相場や査定額を比較する必要があります。
その際、一括査定サイトを利用すれば楽だと考える人もいるかもしれません。
一括査定サイトは、個人情報や物件情報などの必要事項を入力するだけでそのサイトが登録している不動産会社に一斉に送信してくれるので、便利に感じられます。
しかし、1度個人情報を送信してしまうと、様々な不動産会社から電話がかかってくる可能性があります。
個人情報が流用されるケースも多く、たくさんの不動産会社から連絡が来るのです。
そうなってしまうと、優良な業者かどうか判断しにくくなってしまう場合もあります。
一見すると便利なように思えますが、一括査定サイトの利用は避けた方が無難です。
また、売却する際には仲介業者を探して売却手続きを任せる人もたくさんいます。
仲介業者を選ぶなら成約率の高い大手の業者が良いと考えがちですが、最近は大手も中小も大差がないと言われています。
大手の場合、資金力があることで依頼者数も多く、広告費・販管費等を差し引き利益になるため、1件あたりの利益が低い可能性があります。
中小の業者であれば、仲介手数料等で優遇しているところも多く、対応も丁寧です。
相性にもよりますが、仲介業者を選ぶなら中小の業者がおすすめです。
不動産売却の流れでも述べたように、物件を売却する際には複数の不動産会社から査定してもらう必要があります。
というのも、業者によって査定額に差が出ることがあるからです。
不動産会社とスムーズに進めていくためにも、良好な関係ができるよう、自分との相性が良いかも確かめましょう。
売却を検討しているなら相談会へ
不動産投資に「絶対」という言葉はありません。
しかし、正しい知識を持って運用すればリスク回避や最小限にすることもできます。
不動産投資で破産してしまうと、早く売却しようと焦ってしまう人もいるでしょう。
焦って売却してしまうと、失敗につながってしまう可能性があります。
物件の売却で失敗しないようにするためにも、売却に関する正しい知識と仕組みなどを理解しておくようにしましょう。
また、売却までが不安ならば、相談会に参加してみてはいかがでしょうか?
不動産投資に関する情報を提供してくれる場なので、悩みや不安がある人は相談会に足を運んでみるのも方法の1つです。
相談会では、不動産の売却に関する情報はもちろん、購入から管理運用の仕方までを網羅した情報が聞けるので、正しい知識を身に付けられるでしょう。
不動産投資で破産してしまった人向けの相談会を開催している所もあります。
セミナー形式で開催しているところもあるので、気になる人は身近な所で不動産投資の相談会を行っているか確認してみてはいかがでしょうか?
売却後、新たな気持ちで不動産投資運用の再スタートを切りたいと考えている人は、相談会に参加してみましょう。
税金やお金の流れはもちろん、不動産投資における注意点等がしっかり理解できていないと、失敗してしまうリスクも大きくなります。
既に物件を所有していて管理に不安がある人や破産の可能性がある人は、売却の相談ができる相談会に参加してみてください。
不動産購入・管理・売却までの相談が気軽にできるので、きっと今後の道筋を見つけることができるでしょう。