不動産投資は、数ある投資の中でもミドルリスク・ミドルリターンな投資だと言われています。
そのため、投資をするなら不動産投資が良いと思っている方は多いのではないでしょうか?
不動産投資を成功させるためには、どのような特徴やメリット・デメリットがあるか知ることが重要なポイントです。
そこで今回は、不動産投資のメリットとデメリットについてご紹介しましょう。
不動産投資のメリット
まずは、不動産投資のメリットから見ていきましょう。
・ミドルリスク・ミドルリターンの投資ができる
不動産投資は自己資金が少なくてもローンで物件を購入でき、入居者が毎月支払う家賃収入でリターンを得られる投資方法です。
他の投資よりも値動きは緩やかになっているという特徴もあり、現物に投資をしていることから価値がなくなってしまうという心配も必要ありません。
FXや株式投資は、数百万円というまとまった資金が必要な投資で、資産価値がゼロになったり、マイナスになったりする可能性も秘めています。
そのようなリスクがない不動産投資は、FXや株式投資と比べてみるとミドルリスク・ミドルリターンの投資だと言えます。
・入居者がいれば安定した収入が確保できる
不動産投資の最も大きなメリットは、入居者がいれば安定した収入が確保できることです。
入居数を維持できれば、毎月安定した収入を得られます。
もしも、定年するまでに家賃7万円のローンが完済したマンションを3戸持ち、運営が安定していれば老後の生活の不安も軽減されるでしょう。
安定した収入を確保しやすい点は不動産投資ならではのメリットです。
・節税効果が期待できる
不動産を購入してから1年~2年の間は諸費用が発生するため、負担軽減のために所得税の控除を受けられるケースが多いです。
これは、高所得者にとって大きなメリットになるでしょう。
それだけではなく、不動産を購入することで相続税を軽減することができるというメリットもあります。
平成27年の相続税改正によって、相続税の課税対象者比率が倍くらいに増加しました。
その結果、相続税対策として不動産投資を始めるメリットは大きくなっています。
・生命保険として活用することができる
不動産投資で最も不安に感じてることは、ローンを返済できるかどうかでしょう。
ほとんどのローンには、団体信用保険が付帯されています。
これは、返済中に重大な病気や怪我で働けなくなった時や、契約者が亡くなった時に、ローンの債務免除が受けられる保証です。
この免除を受けることで負債の負担は減り、家族には不動産資産が残って、毎月に家賃収入も確保できます。
最近では、団体信用保険の内容も充実していて、3大疾病やがんになってしまった時の保証も受けられるようになりました。
そのため、生命保険として活用するケースも増えました。
不動産投資のデメリット
続いては、不動産投資のデメリットについて見ていきましょう。
・空室リスクがある
不動産投資のデメリットで、特に注意したいのが空室リスクです。
空室が発生すると予想していた利回りよりも低くなり、家賃収入が入ってもローンの返済などでマイナスになる恐れがあります。
そのため、できるだけ空室を発生させないということが不動産投資では重要なポイントです。
空室リスクを発生させないためには物件の魅力を高めたり、空室が発生しにくい条件の物件を選んだりする必要があります。
・金利上昇のリスクがある
不動産投資を始める時、自己資産で賄うのは厳しいのでローンを組んで不動産を購入するというケースがほとんどでしょう。
その多くが変動金利を適用しているため、金利が上昇してしまうリスクも視野に入れておかなければいけません。
変動金利を適用している時に金利が上昇してしまうと、返済金額が増えてしまうからです。
金融機関は金利が上昇する時に相談に乗ってくれますが、万が一の時に備えて現金も手元に残しておくようにしましょう。
・天災などのリスクがある
不動産投資のデメリットの中でも、自分の力では回避できないものもあります。
それが、天災のリスクです。
地震や台風などの天災は、保有している物件に大きな被害をもたらします。
被害を最小限に抑えるためには、火災保険や地震保険へ加入することが必要になります。
しかし、保険を充実させすぎてしまうと経営のコストがかさんでしまうため、どの程度の災害が起こるエリアなのかを考慮しながら、加入する保険を決めましょう。
ミドルリスク・ミドルリターンの不動産投資は、魅力の高い投資の1つです。
安定した収入を得たいと考えている方にとっては、特に向いている投資だと言えるでしょう。
しかし、不動産投資を成功させるためには、今回紹介したメリットやデメリットについて知っておくことが大事です。
これから不動産投資を始めようと考えている方は、どのような時でも冷静に対応できるように、メリットやデメリットを頭に入れておいてください。