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不動産投資が注目されている理由とは?現在運用しているオーナーの動機を考える

木村育生
【本記事においてはアフィリエイトやその他の収益を目的として、試供品または取材費をいただいて記事を掲載しています】


老後の資産を懸念して、資産運用を始めるケースが増えてきています。

そんな中、近年は不動産投資が注目され、アパートやマンションを所有してオーナーとして管理する方が増加傾向にあると言われているのです。

では、なぜ今になって不動産投資が注目されるようになったのでしょうか?

現在運用しているオーナーの動機に触れつつ、理由についてご紹介していきましょう。

 

 

投資家が不動産投資を始めた動機とは?

 

株やFX投資は、安定した収益を上げるのが難しいという側面があるため、長期間運用するにはリスクがあると言われています。

しかし、不動産投資は、株やFX投資と比較するとリスクが少なく、大きな収益が得られる点が特徴です。

そのため、投資家が不動産投資を始めるケースが増えています。

では、投資家が不動産投資を始めた動機に注目していきましょう。

 

・借入金で投資できる

不動産投資は、金融機関からの全額借入で投資できるという特徴があります。

株やFX投資の場合、融資を受けるにしても自己資金が少ないと多額の投資ができません。

しかし、不動産投資の場合は手元の資金が少なくてもローンを利用できるので、始めやすいことも大きなメリットとなっています。

不動産は中古マンションや中古アパートでも1000万円~2000万円するところが多く、高額な投資商品です。

しかし、現金がなくても投資用ローンを活用できるため、大きな投資ができるのです。

 

・低金利環境なため

現在、日本は低金利環境が続いています。

具体的には、金融機関が日銀に持つ当座預金に対し、金利をマイナスにするという日銀のマイナス金利政策が20162月から始まっています。

つまり、日銀に当座預金を持つ金融機関は、多額の金額を預けたままにしておくのではなく、融資先を見つけて負担を軽減する必要があるのです。

その結果、国内のあらゆる金融機関において住宅ローンや不動産投資ローンの融資の借りやすさが大幅にアップしたのです。

低金利環境の今、不動産投資ローンの融資件数や金額は急激に増えていると言われています。

マイナス金利政策は、金利にも大きな影響を与えているからです。

これまでは、住宅ローンの平均金利は3%となっていましたが、マイナス金利政策が始まって以降は0.6%まで低下するなど、借入しやすくなっています。

そのため、低金利環境の時代に不動産投資を始めようと考える投資家が増えたのです。

 

 

不動産投資が注目されている理由は他にも挙げられる

 

上記で挙げた内容の他にも、不動産投資が注目されている理由があります。

 

・東京再開発計画

東京都では、銀座エリア、日本橋・京橋エリア、渋谷・品川エリアなど、幅広いエリアで2040年までの再開発計画が予定されています。

他にも大手町・虎ノ門・八重洲エリアなども挙げられており、周辺では賃貸物件の価値が上昇する可能性が高いです。

また、現在は2020年の東京オリンピック会場周辺の再開発が進んでおり、マンションの価格が上がっています。

海外でも、東京は人気のある魅力の街として知られており、国内外において注目を集めている都市でもあります。

このような状況も、不動産投資を後押しする条件となっており、投資家が物件を所有して運用するケースが多くなっているのです。

 

・年金への不安

冒頭でも触れましたが、近年は将来の資産に不安を感じる人々が増えてきています。

日本は深刻な少子高齢化社会に突入しており、年金制度を支えるはずの労働者人口が減少傾向にあります。

また、労働者の収入が減少しているにも関わらず、支出ばかりが増えるという悪循環に陥っているのも事実です。

それに加えて、現在の労働者が高齢になった時には、十分な生活ができるだけの年金がもらえないと考えている方が多くいます。

不動産投資は、長期的に安定した収入が得られるため、将来的な年金を補う資産運用として注目を浴びてきているのです。

 

・生命保険としての側面も

不動産投資ローンの借入の際には、団体信用生命保険に加入することになります。

団体信用生命保険に加入していると、ローン返済期間中に契約者本人が死亡したり、高度障害になったりした場合に、ローン完済扱いになります。

生命保険代わりに活用できるという側面もあるので、万が一のことがあっても家族には不動産資産と毎月の家賃収入を残せるのです。

3大疾病やガンにも対応したオプションプランもあるため、掛け捨ての生命保険よりもメリットがあります。

 

これまでは、不動産投資と言うと不労所得や物件の売却益を得るために運用するケースがほとんどでした。

しかし、近年は東京再開発計画・年金不安・生命保険としての側面などが後押しして、不動産投資を始める方が増えているのです。

 

 

不動産投資は、入居者がいれば毎月安定的に収入が得られるという大きなメリットがあります。

自己資金がなくても始めやすく、将来のために運用する方が多くなっています。

現在既に不動産投資をしている方も、上記のような動機を持って始めたことでしょう。

日本経済や成長すれば、今後は地価が上昇する可能性もあります。

売却益を得るために、注目を集めている地域の物件を所有することも検討してみると良いでしょう。