近年、インターネット上で資金を調達できる「クラウドファンディング」が注目を集めています。
その中でも、少ない額から投資をスタートできる不動産投資型クラウドファンディングの注目が高まっています。
不動産投資型クラウドファンディングには同じく不動産投資に該当する「REIT」というものもあります。
今回は、不動産投資型クラウドファンディングとREITにはどのような違いがあるのかをご紹介しましょう。
これまでの不動産投資だけではなく、不動産投資型クラウドファンディングを始めてみたいと考えている投資家の方は、ぜひ参考にしてみてください。
不動産投資型クラウドファンディングとREITは似ているようで全く違う
不動産投資型クラウドファンディングとREITは、同じように少額投資ができるものになっています。
しかし、実際の投資手法などは大きく異なっています。
まずは、不動産投資型クラウドファンディングとREITのメリットとデメリットを見ていきましょう。
・不動産投資型クラウドファンディングのメリットとデメリット
不動産投資型クラウドファンディングのメリットは、1つの投資先に絞って投資ができるため、リターンを多く得られるという点が挙げられます。
1つの投資先に絞ることでそれなりのリスクがありますが、その分リターンが大きいという魅力を持っています。
銀行などの融資機関が仲介役に入ってこないため、投資の幅も広がることでしょう。
また、金利も非常に低いため、投資家にとって非常に魅力的な投資方法の1つだと言えます。
不動産投資型クラウドファンディングに参入している事業者も増えているので、様々な物件の中から投資先を選ぶという楽しさもあります。
・REITのメリットとデメリット
REITは、数ある投資の中でも投資額が少なくても始められるというメリットがあります。
また、REITでは分散投資をするため、その分リスク回避ができます。
これは投資先を増やすことができればどこか1つが崩れてしまった場合でも、資金を守れるためです。
しかし、投資先の不動産の金額を上げていっても、増えた分のリターンを得ることができないというデメリットも覚えておかなければいけません。
そのようなことを踏まえて考えると、REITは本格的に不動産投資を始める前の練習だと考えてみると良いでしょう。
さらに、REITはあくまでも投資信託だということも知っておく必要があります。
つまり、自分自身で投資先を選ぶことができません。
不動産投資型クラウドファンディングとREITは、一見すると似ているようですが、大きな違いがあります。
どちらにもメリットとデメリットがあるため、不動産投資をしている投資家の方が不動産投資型クラウドファンディングもしくはREITを始めたいのであれば、自分に合っている方を選ぶことが重要になるのです。
不動産投資型クラウドファンディングとREIT、どちらに投資すべきなのか?
不動産投資型クラウドファンディングとREITのどちらに投資をしようか迷っている投資家の方もいるのではないでしょうか?
続いては、先ほどご紹介したメリット・デメリットを踏まえながら、どちらへの投資がベストなのか考えてみましょう。
不動産投資型クラウドファンディングとREITは、どちらにも魅力的な部分があります。
しかし、投資方法が根本的に異なっているため、合う・合わないが出てきます。
どのような投資であっても、自分に合う方法と合わない方法がありますが、不動産投資でも同じことが言えるのです。
投資先がはっきりしている方が良いのであれば不動産投資型クラウドファンディング、投資信託のように安心感を得ながら投資したいのであればREITを選んだ方が良いでしょう。
ここ数年は不動産価格が上昇傾向にあります。
それを考慮すると、不動産投資を行うリスクもはっきりしていると言えます。
そのため、しっかりと投資先が分かっている不動産投資型クラウドファンディングの方がおすすめだと言えるのです。
今後は、今よりも多くの企業が不動産投資型クラウドファンディングへ参入してくる可能性があります
そうなれば、不動産投資型クラウドファンディングの可能性もさらに広がっていくことでしょう。
不動産投資型クラウドファンディングでの投資は将来的にも魅力的な方法であると言えます。
不動産関連の投資をしている方の中には、不動産投資型クラウドファンディングとREITに興味があるという方も多いのではないでしょうか?
この2つは、少ない金額で投資ができるという点はよく似ているのですが、内容は全く異なります。
どちらにも魅力があり、リターンを得ることができるでしょう。
ただ、不動産投資型クラウドファンディング事業へと参入している不動産関連企業が増えてきていることから、不動産投資型クラウドファンディングの将来性を期待できるという見方もできます。
こういった将来性も含めて、どちらを活用するべきか決めてみてはいかがでしょうか?