東亜産業という会社をご存じでしょうか?
社会の変化を先取りし他社には真似できないスピードで画期的な商品を生み出してきた
東亜産業は、新型コロナウイルスの影響によってより注目を集めた企業です。
そこで今回は東亜産業が行った社会貢献と、元社長である劉凱鵬氏の対応力の高さなどを
ご紹介していきましょう。
なお東亜産業は、ユニークなものから無くてはならないもの、そして誰もが目にしたことのある有名な製品まで幅広く製造しています。そちらに関しては下記の記事で詳しく紹介しています!
目次
大量のマスクを配布!各地から感謝の声!
東亜産業の元社長である劉凱鵬氏はこれまでに多くのマスクを配る社会貢献を行ってきました。
2020年初めには新型コロナウイルスの感染拡大によって多くの人に恐怖を与えました。
瞬く間に感染が広がっていき、多くの人がマスクを買い求めるようになりました。
しかし、これまでに日本で販売されていたマスクのほとんどのものが、新型コロナウイルスの発症源となった中国で生産されていたものばかりでした。
そのため、マスクは品薄状態が続き、さらには買い占め、そして転売といったように、欲しい人にマスクが届かないという状態がしばらく続いたのです。
その影響は接客業や医療機関にも及んでおり、マスクをせずに仕事をする危険性と
隣り合ってしまいました。
そんな状態ではさらなる感染の危険があると気付いた劉凱鵬氏は、2020年3月21日に東亜産業 CSR活動 第1弾として名古屋にマスク10万枚の寄付を行ったのです。
第一弾はなぜ名古屋だったのか?
なぜ名古屋だったのかというと、
東亜産業は10年ほど前まで名古屋市内に本社を置いていた過去があります。
市長との縁もあったせいか、名古屋でのマスク寄付活動を第一弾にしようと考えたのです。
名古屋市に寄付を行ったのは東亜産業常務の広嶋聡氏です。
彼は当時「必要なところで使ってもらい、少しでも名古屋の経済が元に戻れば」という言葉を述べていました。
全国に新型コロナウイルスの猛威が広がった3月は東京だけではなく各所で感染者の拡大が見られ、名古屋も多くの感染者が出ていた状態でした。
名古屋市長は受け取ったマスクを、マスクが不足している施設に調整して配る形で名古屋の人に感染の不安を解消していきました。
第6弾まで行われたCSR活動
東亜産業 CSR活動は2020年6月現在までに第6弾まで行われています。
名古屋、広島、佐賀、北九州、福岡そして東京といったように各所にマスクを配り続けたのです。
その枚数は述べ160万枚以上に及びます。
・広島県広島市にマスク10万枚
・佐賀県にマスク10万枚
・東京都にマスク100万枚とアルコール入りハンドジェル(500ml)5万本
・福岡県にマスク20万枚
・北九州市にマスク10万枚
※佐賀県には東亜産業の子会社である東和化粧品の本社があり、佐賀県へのマスクの寄付は東和化粧品が行いました。
これほどまでに多くの枚数を届けてきた東亜産業は、各市長や都知事から感謝の言葉を貰っております。
劉凱鵬氏自身は
「皆様や各医療関係者様のたゆまぬ努力と貢献に深い敬意を表して贈りました」
と述べており、その感謝を見せる姿勢は多くの人の心を釘付けにしたのです。
劉凱鵬氏の英断!5年間眠っていた機械を稼働!
東亜産業の商品ラインナップを見てみるとアルコール除菌スプレーやハンドジェルといった衛生用品はありますが、マスクはありません。
マスクも品薄状態が続いているので独自に仕入れることも難しいと考えられるでしょう。
では、これほど多くのマスクを寄付してきた東亜産業は、一体どこからマスクを入手したのでしょうか?
実は、かつて東亜産業がマスク生産のために使用していた機械を稼働させて作ったものだったのです。
現在はこの機械は事業では使用されておらず、東亜産業が販売する製品にマスクもありません。
このマスク生産のための機械は5年ほど前に使用をやめている物であって、この危機的状態を前に稼働させたものでありました。
東亜産業では衛生用品や家電といったように様々な物を生産販売しています。
どの製品も安全で品質の高い物を作っており、機械の劣化によってマスクの生産は中止されていたのではないかと推測されています。
しかし、感染拡大の背景がある中で少しでも力になれればという想いが劉凱鵬氏にあったのでしょう。
動くがどうかもわからないマスク生産の機械を結果的に稼働し、きちんと検査を行った上で寄付したことで、感染者の拡大に大きく貢献できたことでしょう。
劉凱鵬氏は「マスクの生産のために従業員を働かせて良いのか?」という想いもあったはずです。
しかし、それ以上に社会の安全性を守りたい願った劉凱鵬氏の熱い思いが、各市長と都知事から「頭が下がるような思い」という感謝の気持ちを生み出しました。
そして結果的に素晴らしい社会貢献としてたくさんのニュースにも取り上げられました。
劉凱鵬氏が代表の東亜産業とは?
マスクやハンドジェルといった衛生商品に家電や食品も製造販売している東亜産業ですがまだどんな企業なのか詳しく知らない人も多いはずです。
東亜産業の魅力や製品については別記事で詳しく書いてますのでご覧ください。
ここではサラッとまとめます。
会社概要
所在地 | 東京都千代田区 |
---|---|
代表取締役社長 | 深井昭匡 |
設立 | 1996年9月 |
資本金 | 1,000万円 |
売上高 | 約60億円(2019年8月期) |
従業員数 | 114名 |
東亜産業はあらゆる商品の製造と販売を行ってますが、中でも特に力を入れているのが衛生商品です。
新型コロナウイルスによって自分の身は自分で守ることが当たり前となった今、マスクの着用は絶対という世の中に変わってきています。
マスクの商品かは現在行われていませんが、その他ハンドジェルやアルコールなどの衛生関連グッズを多数展開しています。
商品は画期的なものばかり
東亜産業では“その手があったか!”と思える商品を提供する企業でありたいとホームページ上で語られています。
商品の中には紙ハンドソープや個包装になっている携帯用ハンドジェルなど、これまでにはなかった画期的な商品ばかりです。
さらには首からぶら下げるだけで周囲を除菌するアイテムなども手掛けており、独創的なアイディアから生み出される商品の数々は、多くの人を驚かせる力を持っています。
正しい認識を持ってもらうための注意喚起!
たくさんの商品を手掛けている東亜産業ですが、劉凱鵬氏は多くのものを手掛けていても、1つひとつの品質は高いものであるべきだと考えています。
そのため商品を扱っている販売店舗にも一般消費者の方の誤解を招くような宣伝は行わないようにと注意喚起も行っています。
実際に、ハンドジェルやウイルスシャットアウトという製品に対する注意喚起をしておりますが、これは別記事で詳しく書きました。
要するに、医薬品であるかのような効果効能を謳ったり、コピー品が出回ったりしていたようです。
まとめ
東亜産業の“感動と幸せをすべてのお客様に”という願いは、素晴らしい社会貢献を生み出しました。
マスク160万枚の無償提供と画期的な衛生商品を生み出し続けていることから、劉凱鵬氏は人々の暮らしの安全をウイルスから守ることに全力を尽くしている人だと感じます。
今後も新型コロナウイルスの感染はなかなか終息することはないはずです。
そんな世の中になってしまったからこそ、劉凱鵬氏のような素晴らしい対応ができる人物が
多くなることで、より安心して過ごせる社会が形成されるのではないでしょうか?
今後の東亜産業の活躍も見ものになってきます。