近年は再生可能エネルギーの普及に伴い、「再生可能エネルギーファンド」が注目されています。
これは、再生可能エネルギーを活用した新しい投資であり、再生可能エネルギーの発展によってクリーンな環境づくりへの貢献が可能となります。
現在、日本国内にも複数の再生可能エネルギーファンドが存在していますが、その中でも全国に実績を広げているのが「RSアセットマネジメント」です。
RSアセットマネジメントでは再生可能エネルギーファンドとしてどのような取り組みを行っているのでしょう?また、取り組みに対する評判はどうなっているのでしょうか?
今回はRSアセットマネジメントの未来を見据えた取り組みと、その評判についてご紹介していきます。
目次
RSアセットマネジメントが見据える、未来のエネルギー
東京都港区赤坂に本社を構えるRSアセットマネジメント株式会社では、主に太陽光設備などの再生可能エネルギーファンドに関するアレンジメント事業、インベストメント事業、そしてそれに付随する関連事業を手掛けています。
2013年に設立したRSアセットマネジメントは、なぜ再生可能エネルギーに着目し、アセットマネジメント会社を立ち上げたのでしょうか?
その理由は、2011年に発生した東日本大震災です。
東日本大震災は東北・関東に甚大なる被害をもたらしました。
この時、地震によって原子力発電施設がストップしてしまい、日本の電源構成は大きく変化してしまいます。
1970年代は約7割の電源構成を石油から得ていましたが、その後原子力という新しいエネルギー源が開発され、2010年の電源構成は石炭25%、石油6.6%、LNG29.3%、原子力28.6%、水力8.5%、その他ガス0.9%、再生可能エネルギーなど1.1%でした。
しかし、原子力発電施設が現在は全てストップした状態となっているため、震災後の電源構成は石炭31%、石油等10.6%、LNG46.2%、水力9%、再生可能エネルギーなど3.2%と、約半分をLNGに頼っている状態になっているのです。
これは、海外の石油燃料に88%依存している状態であり、日本のエネルギー自給率は先進国の中でも非常に低いものと言えます。
また、化石燃料を含む火力発電に頼っているせいか、日本の温室効果ガス排出量が、震災前の2010年度に比べて増加傾向にあることが分かっています。
もしもこの現状が続いてしまった場合、未来の子どもたちは過酷な環境下での生活を虐げられてしまう可能性も考えられるでしょう。
こうした状況を打破するためにも、現在は世界各国でCO2削減への取り組みが進んでいます。
RSアセットマネジメントは東日本大震災によって、日本の電力供給に対する考え方が変化し、“安さ”を重視するよりも“質”を重視する時代になったと考えています。
よりクリーンに、より安全に電力供給を行うためには、太陽光発電などの再生可能エネルギーに力を入れるべきだと感じているのです。
日本では現在、太陽光発電を含む再生可能エネルギーの割合はまだまだ低く、発電にかかるコストも欧州に比べれば割高と言われています。
RSアセットマネジメントはそんな現状を改革し、再生可能エネルギーが利用される割合を増やせば、電力供給の質も向上し、なおかつ環境問題の改善につながると考えています。
特に国連のSDGs(持続可能な開発目標)の理念に共感し、世界を変えるためにRSアセットマネジメントもCO2削減という目標をクリアできるように貢献しています。
RSアセットマネジメントは将来を見据えて、私たちの生活と環境保護の両方を確立する方法を考え、取り組んでいるのです。
RSアセットマネジメントが実行する取り組み
では、具体的にRSアセットマネジメントではどのような取り組みを実行しているのでしょうか?
取り組み内容について詳しくご紹介していきます。
RSアセットマネジメントが取り組む事業分野
RSアセットマネジメントはエネルギー開発を行っていく中で、複数の事業分野に取り組んでいます。
・太陽光発電
現在家庭でも取り入れられている太陽光発電は、再生可能エネルギーの中でも取り組みやすい分野と言えます。
RSアセットマネジメントでは太陽光発電の用地交渉や企画、運用・管理まで、一貫したサポートが可能です。
環境への貢献はもちろんですが、しっかりとユーザーの事業性・経済性にも考慮した開発が行われています。
・バイオマス発電
バイオマス発電とは、動植物などの生物から生み出すエネルギー資源のことで、例えば生ごみや可燃ごみ、間伐材などを燃焼・発酵させることでタービンを回し、発電機を動かします。
バイオマス発電では、ごみが資源として利用されるまでに大気中のCO2を吸収しつつ成長するため、結果的にCO2の排出量が抑えられるという「カーボンニュートラル」の考え方を持っているため、現在注目を集めている事業分野です。
RSアセットマネジメントはバイオマス発電を世界的に取り入れようと、2017年に合弁会社を設立し、東南アジア地域のパートナー企業と共にバイオマス発電の開発を行っています。
・風力発電
風力発電は風の力を使って電気エネルギーに変換する発電方法で、発電にかかるコストが他の発電方法に比べて低いなどの特徴を持っています。
風は太陽光と同じく枯渇する可能性がない資源でもあるので、今後はより市場が拡大していくのではないかと予想されています。
RSアセットマネジメントでも小型の風力発電や洋上風力発電などの開発に携わっています。
・地熱発電
地熱エネルギーを利用し電力を生み出す地熱発電は、低リスク・低コストで電力発電が行えると注目されている再生可能エネルギーの一つです。
特に日本は地熱大国と呼ばれているほど、地熱エネルギーに恵まれており、既に東北地方や九州地方などで地熱発電が利用されています。
・水力発電
古くから利用されている水力発電は、河川環境の保護・環境保全などの点から見ても非常に優れた発電方法です。
ただし、太陽光発電に比べてたくさんの許認可を得ないと設置できないというデメリットもあります。
RSアセットマネジメントは水力発電施設の設置に向けて、候補地の選定から実務設計などに取り組んでいます。
安全かつ安定した電力供給への貢献に向けた事業
RSアセットマネジメントの理念となっている“安全かつ安定した電力供給への貢献”をクリアするために、「アレンジメント事業」と「インベストメント事業」の2つを進めています。
・アレンジメント事業
アレンジメント事業では、ファンドストラクチャーを構築し、収益の安定性を目指す投資を担ったり、特別目的会社が資金の運用状況や設備のメンテナンス状況などをまとめてレポーティングを行ったりと、出資者に向けたトータルサポートを実施しています。
・インベストメント事業
インベストメント事業では、特別目的会社へ匿名組合出資を行って安定した収益づくりを目指す事業です。
匿名組合出資によって投資リスクは出資持分に限定されるため、低リスクで投資することも可能となります。
RSアセットマネジメントの評判は?
RSアセットマネジメントでは、次世代に向けたエネルギー環境づくりをサポートし、SDGsの目標達成に向けた取り組みを進めています。
実際にRSアセットマネジメントを利用している人からはどのような評判となっているのでしょうか?
ここからはRSアセットマネジメントの評判についてご紹介していきます。
RSアセットマネジメントの評判
RSアセットマネジメントの評判について調査してみましたが、残念ながら見当たりませんでした。
なぜ、RSアセットマネジメントの評判が見つからないのでしょう?
理由として考えられるのは、2つです。
1つ目は、顧客は法人や経営者など、一般的な消費者ではないという点です。
例えば工場に使用する電力を再生可能エネルギーとして活用したい場合に、用地選定から運用のサポートまでRSアセットマネジメントが実施してくれます。
対象が法人や経営者であれば、普通の商品とは違い口コミや評判も見つかりにくい状況にあると言えます。
2つ目は、特に悪い点が見つからない点です。
口コミでは良い点・悪い点などが書かれますが、多くのケースで「悪い点」に注目して書かれるケースが多く見られます。
そのため、悪い点が特に見つからないことで口コミも書かれていない可能性が高いです。
評判が見当たらない絶対的な理由というわけではありませんが、上記2つの理由も少なからず関係していると言えるでしょう。
同業他社の評判も調べてみた
RSアセットマネジメントの評判は見つかりませんでしたが、同業他社の評判はどのようになっているのでしょう?
今回は、太陽光分譲ファンド商品の開発を手掛ける株式会社ゼックの評判も調べてみました。
株式会社ゼックは太陽光分譲ファンドとして一般消費者向けに太陽光発電投資をサポートしている企業となっています。
ゼックへ出資した方の口コミは以下の通りです。
年金的に利益が受け取れる投資で、再生可能エネルギー普及に少しでも貢献できるので、出資を決意しました。
日頃より自然エネルギーに関心を持っている。自宅にも二年前パネルを設置、現在パネル代返済中。もっと周囲の人達にもエネルギーに関心を持ってほしいです。
投資はリターンも大事ですが、そのアクションによって未来を創り出すものでなければ、私にとってあまり大きな意味を持ちません。今ある精いっぱいのお金で応援します!!
出典:https://zecj.jp/about/voice01/
出資者の年齢は30代から70代と非常に幅も広く、多くの方はリターンだけでなく、エネルギー問題に関心を抱いている方ということが分かります。
太陽光発電などの再生可能エネルギーへ出資する方は、将来のエネルギー問題を既に見据えており、将来のためにできることとして出資しているのです。
RSアセットマネジメントへ出資している方の多くも、将来のエネルギー問題に深い関心を持つ人が多いのではないかと考えられるでしょう。
今回はRSアセットマネジメントの未来を見据えた取り組みと、会社の評判についてご紹介してきました。
残念ながらRSアセットマネジメントの会社評判は見つからなかったものの、悪い評判も出てこなかったためネガティブな要素は少ないと考えられます。
年々規模を拡大しているRSアセットマネジメントは、将来のエネルギー問題や環境問題に向けてさらに取り組みを加速させていき、子どもや孫、ひいてはその先の世代まで暮らしやすい地球環境を作り上げていくことを目指しています。