業界トップクラスの施工実績を誇る斎久工業株式会社は、ビル建設に欠かせない給排水設備分野の第一人者です。
著名な建築物の施工実績を毎年ペースで積み重ねており、サブコン企業の中でも名実ともに確かな技術力を持っているのが斎久工業と言えるでしょう。
そんな斎久工業を調べてみると、リクナビやマイナビなどの求人情報が目に入ってきます。
求人情報を目にする中で、一体どのような会社なのか気になっている人も多いはずです。
そこで今回は、斎久工業が手掛けている事業の内容や過去の施工実績、採用情報、社員からの評判などについてご紹介します。
採用では新卒採用はもちろん、中途採用も行っているので、転職を考えている人はぜひこの記事に目を通してみてください。
目次
斎久工業株式会社とはどんな会社?
これまでに数々の有名建築物における設備工事を手掛けてきた斎久工業は、一体どのような会社なのでしょうか?
ここでは、会社概要や経営理念、事業内容などについてご紹介します。
斎久工業への転職を考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。
会社概要
斎久工業は、1923年7月1日に創業者の名前を冠する「斎藤久孝事務所」として創業され、1951年1月26日に社名を変更し「斎久工業株式会社」が設立されました。
これまで約1世紀(100年)もの間、給排水工事のパイオニアとして世間に貢献。業界内でも、確かな技術力を持つ給排水メーカーとして今もなお一目置かれている企業です。
現在、東京都千代田区丸の内に本社を置き、北海道~九州まで13ヶ所の事業所を構え、全国的にサービスを展開しているのが特徴です。
また、東京支社は一級建築士事務所として東京都に登録されており、工事に際し専門家が調査を行うため、最適な施工提案を可能としています。
主な事業としては、建物全般の設備工事事業を展開。代表取締役社長は佐藤 政美氏が務めています。
資本金は14億8,125万円、従業員数は514名です。(2022年4月現在)
他、空気調和・衛生設備の設計、施工及び付帯サービスにおいて国際的な品質規格であるISO認証9001、14001も取得されています。
斎久工業の企業理念と方針
斎久工業では「快適で安全な生活を支える高品質な設備およびサービスを提供する」という理念を実現するため、以下の大方針を定めています。
・会社の発展繁栄をはかり、併せて社員の生活向上をはかる
・技術の向上をはかり、よりよい技術を提供する
・適切なサービスにより、高品質を保証する
・人材の育成につとめ、組織の活性化をはかる
・安全管理を充実し、職場環境の改善をはかる
顧客の利益や満足度を向上させるためだけではなく、社員の生活を視野に入れた方針を掲げているのが特徴的です。
技能取得者
斎久工業には多数の技能資格取得者が在籍しているのが特徴です。
2022年3月31日現在で以下の資格を有した社員が在籍しています。
1級管工事施工管理技士:292名
2級管工事施工管理技士:300名
甲種消防設備士:306名
1級土木施工管理技士:5名
1級建築士:5名、2級建築士:1名
1級電気工事施工管理技士:2名、技術士:1名
専門分野における有資格者が多数在籍していることから、質の高いサービスを提供していると考えられるでしょう。
また、斎久工業では技術者のサービスの質を均一にする目的で、2008年以降「斎久マイスター認定」という制度を導入しています。
これは社内技術者だけではなく、協力会社の技術者も対象で施工に関わる技能者に意欲向上への動機付けを行うことで、技術の安定化を図る試みです。
毎年欠かすことなく、社内外問わず認定が行われており、選出された方には表彰金やマイスター手当などが支給されます。
事業内容
斎久工業では主に、給排水衛生設備、空気調和・換気設備、リニューアル設計立案など、建築設備の総合エンジニアリング企業として、人々にサービスを提供しています。
あらゆるビルの総合快適クリエイターとなり、これまでに数々の設備工事を手掛けてきました。なんと、東京スカイツリーの施工にも携わっているのです。
特に給排水衛生設備において、斎久工業はリーディングカンパニーとして業界内で名が知られています。
東京指定水道工事店第2号、東京指定下水道工事店第1号などの指定を受けていることもあり、昔から日本の衛生設備を支えてきました。
長い歴史の中で培ってきた技術は確かなものであり、複数の特許技術を有しているのも斎久工業の特徴です。
画像引用元:https://www.saikyu.co.jp/tech_service/tech_information/development/property/
近年、地球環境や人間環境の変化により、生活様式は多様化している傾向にあります。
そんな時代のニーズに応えるため、斎久工業では長年培ってきたノウハウ、最新のテクノロジーを駆使しながら、新たな価値を創造し続けています。
施工実績
ここでは、具体的な施工事例を用途別でご紹介します。
オフィス・庁舎
・ミレーネT仙台ビル
・横浜ランドマークタワー
・丸の内ビルディング
・虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー
・グランフロント 大阪
ホテル
・宝塚ホテル
・MIYASHITA PARK
・グランドエンパイアホテル
・ザ・リッツ・カールトン東京
(東京ミッドタウン)
学校
・神奈川大学みなとみらいキャンパス
・京都橘大学 アカデミックリンクス
・東北大学ユニバーシティハウス青葉山
店舗・商業施設
・ヨドバシ梅田タワー
・恵比寿ガーデンプレイス
・仙台泉プレミアム・アウトレット
病院
・地域医療機能推進機構仙台病院
・東京都立墨東病院
・東京都立墨東病院
斎久工業はこの他にも、様々な建築物の設備工事を手掛けています。
専門分野の知識や経験を兼ね備えた斎久工業だからこその信頼と実績です。
サブコンとして着実に実績を重ねてきた結果がゼネコンから支持され、多くの実績を生み出していると言えそうです。
主な取引先
竹中工務店、大林組、大成建設、清水建設、鹿島建設、戸田建設、西松建設、大和ハウス工業、三菱地所、森ビル、三菱UFJ銀行、三越伊勢丹、官公庁 ほか
斎久工業の求人情報(2022年11月最新版)
現在、斎久工業では採用活動を行っており、一緒に働く仲間を募集しています。
多様な働き方ができるよう、新卒採用、中途採用を行っています。
実際に働く上で気になるのは、やはり待遇や福利厚生面です。
ここでは、新卒・中途採用に関する情報や、待遇・福利厚生についてご紹介します。
新卒採用
会社では2023年度新卒採用を行っており、入社を検討しているのであれば、まずはエントリーしてみましょう。
その後、東京本社またはWEBにて会社説明会が行われ、採用1次面接→適性検査(SPI) →採用2次面接を経て合否通知が届きます。
また、面接は両方とも個人面接で設定されているため、他の方を気にせず面接に集中できるでしょう。
なお、ホームページにも記載がありますが、選考は面接重視、人物本位で採否を決定するようです。
実際、過去の採用実績を見てみると出身大学や学部に関係なく、幅広く新卒者を採用していることが分かりました。
入社してからも教育制度や研修を通して成長していける環境は整っているので、建設系の経験がなくてもまずは応募してみると良いでしょう。
2022年11月現在、斎久工業ではほぼ毎日ペースで新卒生向けの「WEB会社説明会」を行っています。
所要時間は約90分、仕事内容のことはもちろん社風や斎久工業の強みなども話してくれることに加え、最後には質疑応答の時間も設けています。
募集要項からは読み取れなかった部分を解消できる貴重な機会なので、気になる方は積極的に参加してみましょう。
ちなみに、斎久工業の2021年度の新卒採用実績は29名で、2020年の20名から増加傾向にあります。2022年は20名の採用でしたが、2019年は15名でしたので、ほぼ毎年ベースで採用枠が増えているようです。
また、2022年新卒者の職種ごとの内訳を見ると、技術職19名・事務職1名を採用。内定者の学歴に注目すると、高卒~院卒まで幅広い人員を採用していることが分かります。
中途採用
斎久工業では中途採用も行っており、本社がある関東をはじめ、北海道、東北、近畿、中国・四国、九州などの各支店で求人募集を行っています。
現在は設備工事の現場監督となる施工管理職のみの募集ですが、どちらも建築物をコーディネートしていくやりがいと責任のある仕事です。
ただし、採用条件が「高卒以上で空調・衛生設備の施工管理の経験がある方」としているので、経験者のみの採用となります。
経験があり転職を考えている方は、まずエントリーすることから始めましょう。
カムバック採用
斎久工業では、珍しい雇用の形である「カムバック採用」を実施しています。
原則3年以上、過去に斎久工業で正社員として働いていた方を対象に、再雇用する採用形態です。
こちらは、自己都合による退職でも応募できるとのこと。辞めたくなくても辞めざるを得なかったという方は、もう一度斎久工業で働けるチャンスとなります。
何しろ、以前働いていた職場ですから当時築き上げた人間関係が残っていれば、勝手も分かっていますし、相当働きやすいのではないでしょうか。
歴史が長く人と人とのつながりを大事にしてきた、斎久工業ならではの採用の形と言えるでしょう。
待遇・福利厚生
現在、掲載されている求人情報を見ると、新卒の初任給は207,650円~258,030円の間で学歴により差が出てくる仕組みです。
中途採用やカムバック採用の場合は、面接を行い経験などを鑑みて決定するとのこと。
勤務時間は8:00~17:00(実働8時間)となっており、休日休暇は完全週休2日制(土日祝)で祝日がある週は土曜日勤務となるようです。
他に、夏季休暇、年末年始休暇、慶弔休暇、産前・産後休暇、育児休暇、介護休暇、積立休暇、特別休暇など、休日や制度もしっかりと設けられています。
なお、斎久工業で働く社員の平均勤続年数は15年以上とのことで、離職率の低さも魅力の一つです。
また、福利厚生に関しては社会保険完備、退職金制度、従業員持株会、確定給付企業年金、社外福利厚生サービス、慶弔見舞金、災害補償制度など充実していることから、働きやすい環境が整っていると考えられます。
斎久工業には研修制度ってあるの?
福利厚生などの条件面を確認したところで、研修制度について見ていきましょう。
斎久工業は2021年、東京都江東区に研修センターを新たに開設するなど、人材教育の強化を図っています。
新入社員研修
先述の通り、斎久工業は出身学部関係なく幅広く新卒者を採用しています。専門知識はこの新入社員研修を通じて、基礎部分から学べるようです。
階層別研修
中堅社員研修、指導監督職研修、管理職研修など主に既存社員を対象とした研修もあります。その階層に必要なスキルを学べる、非常に有用な研修です。
技術者研修
中堅社員技術者研修、現場代理人研修など、技術力アップ・現場マネジメント力アップを目的とした研修が複数用意されています。
斎久工業では技術職に就く社員が多いため、スキルアップに根ざした研修を受けられるのは非常に心強く感じるのではないでしょうか。
その他、CAD研修やOJT研修なども行っており、どの職域においても安心して業務に臨めるよう人材教育に注力しています。
斎久工業の評判・口コミを徹底調査!
ここまで、手掛けている事業や施工実績、採用情報についてご紹介しましたが、
実際に会社で働く社員や、以前まで働いていた社員はどのように感じているのか知りたいと思う人も多いはずです。
そこで、斎久工業で働いている、働いたことがある人からの評判・口コミをご紹介します。
一般的に建築業の方でなくとも知っている建物などもあり、それに携わることが出来るやりがいはあるかと思います。
また、自分の意見は割と通りやすいので、意見を述べてそれが採用されれば、やりがいも上がるかと思います。
数々の有名建築物を手掛けてきた実績がある斎久工業だからこその魅力です。
やりがいはモチベーションアップにもつながるため、常に向上心を持って仕事に取り組めるでしょう。
内勤は、急ぎの見積や設計案件がない限りは休日出勤はまずありえません。大型連休はカレンダー通り休めます。
求人情報の待遇欄にも掲載されている通り、休日・休暇はしっかりと設けられているようです。
一級管工事や消防設備士等の資格を取得すると報酬金がもらえる。資格取得のための講習会がある。
引用元:https://jobtalk.jp/companies/37434/answers?question_codes=skill
資格を取得するための機会が設けられているため、入社後早い段階でスキルアップを目指せます。
【印象に残った質問1】
きついけどがんばれますか?【印象に残った質問2】
自分より年上の人と話さないといけないけど大丈夫?【面接の概要】
あまり緊張せず、フラットにいけばいいと思います。色々と迷うところはあるかもしれませんが、本音で話したほうが後悔はしません。【面接を受ける方へのアドバイス】
和やかな雰囲気です。
いつも通りの自分でいけばいいかと思います。先のビジョンや自分の強みをしっかり説明できれば問題ないと思います。企業研究と自己分析が大事です。がんばってください。
こちらは、斎久工業で面接を受けた方の口コミです。終始なごやかな雰囲気の中、面接が進んだと話しています。
面接を受ける方にとっては、前情報として安心できる情報ではないでしょうか。
どんな面接の場でも言えることですが、企業研究は欠かさずどんな人材を求めているのかを考えた上で、自分の能力で活かせそうな部分を強みとして話すのが良さそうです。
まとめ
今回は、斎久工業株式会社についてご紹介しました。
確かな実績があるからこそ、多くの人々から信頼される会社となっているのです。
普段私たちが目にしている建築物を手掛けていることもあり、やりがいを感じられる仕事をしたい人におすすめの会社です。
建設業界は人手不足が深刻と言われていますので、実力がある会社でしっかりと実績を出すことができれば、自身のキャリアにもつながるのではないでしょうか。
転職を考えている人は、ぜひ斎久工業を視野に入れて検討してみましょう。