神戸市に本部を構える有限会社三協食鳥は、社名の通り「鶏肉」の生産・流通・加工・販売を担っている企業です。
京阪神で最大級となる鶏肉のスペシャリストを自負し、海外を含めた全国の主要産地から安全で新鮮な商品を仕入れて加工した後、スーパーや小売店、飲食店など顧客の要望に応じた種類、形態で納入しています。
三協食鳥が強みとしているのは、「『安心・安全・高品質』の追求」「おいしさを一刻も早く」、そして「さまざまな業態に合わせた対応」です。生産から販売まで妥協のない真摯な姿勢で事業を展開していくという信念を持っています。
今回の記事では、三協食鳥の事業概要や経営理念などに加え、実際に働く社員の口コミ・評判も紹介していきます。
食品・食肉業界への就職や転職を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
農畜産物の流通網を形成する「三協流通グループ」の中核
三協食鳥は1964年に設立され、岡山県津山市の自社農場で清浄豚(SPF豚)やブロイラーを飼育したのが始まりです。
現在は、岡山から京阪神にかけて農畜産物の流通ネットワークを形成する「三協流通グループ」の中核企業として、生産者や流通過程を適切に管理する国内完結型の事業を展開しています。
三協流通グループは三協食鳥のほか、「京都三協食鳥」、岡山県北部で農場と田園を経営する「河辺農場」、グループ企業の本部機能と米の製造・販売、ローストチキンや焼き鳥などの加熱加工を受け持つ「ナチュラルノーサン」の4社で分社経営を行う形を取っています。
4社は密接に連携しながら、カロリーベースでわずか38%とされている国内自給率の向上に取り組んでおり、農業生産を中核としたコングロマリット(複合企業体)の形成を目指しています。
3つの経営理念と「ええ人基準」
三協食鳥が目指している姿は、「食の美味しさと安心・安全をお届けし、社会に貢献します」「四方よしを実行します(お客様・仕入先様・地域・自社)」「従業員の物心両面の充実と人生の目標の達成を目指します」という3つの経営理念に集約されています。
経営理念を理解してもらいやすくするために、望ましい人物像を表した「ええ人基準」を設けているのが三協食鳥の特色です。
基準には「食の美味しさ、安心・安全のために、妥協しない人(「まあ、これでええか」は無し)」「一生懸命働いて、ライスワーク(報酬)とライフワーク(生きがい)の充実を追求できる人」などが示されています。
「ええ人基準」は経営層にも設定され、「従業員の人生目標達成の源泉となる利益を生み出し続けることができる人」と定義されています。
「チキンでキチンと」と題した会社のフィロソフィーを含め、ユニークな基準の言い回しや内容が、オープンで飾らない社風をイメージさせます。
働く社員からの評判は?口コミでチェック
では、実際に働いている社員の口コミ・評判には、どのようなものがあるのでしょうか?早速、探っていきましょう。
社長や社員の人柄が良い
「社長や社員の人柄が良く、ガミガミ言う社員もサボってダラダラしている社員もいないので働きやすい」
引用元:三協食鳥の会社の評判・口コミ|転職・就職の採用企業調査はエンゲージ 会社の評判 (en-hyouban.com)
働きやすさを追求する上で、重要な要素のひとつとなるのは職場の人間関係です。社長や社員の人柄への好感を表す口コミ・評判からは、働く人たちが互いを思いやり、困ったときも助け合う組織風土が定着していることが伺えます。
お客様の信頼を勝ち取っている
「着々と発展しそう。価格的にも品質的にも、品数的にもデリバリー的にも、お客様に愛され、重宝される経営を目指している。正直な経営を推し進めることにより、信頼を勝ち取っている」
引用元:三協食鳥の会社の評判・口コミ|転職・就職の採用企業調査はエンゲージ 会社の評判 (en-hyouban.com)
顧客の信頼を勝ち取っている会社で働けば、自分の仕事に対する誇りや自信を実感できます。会社の一員であるという帰属意識も高まり、日々のミッションに取り組むモチベーションが高まります。
自分の意見や考えが通りやすい
「仕事をする上で、自分の意見や考えが通りやすいと感じた。理由のひとつとして、社長との距離が近い点が大きいと思う。普段からコミュニケーションを取れる機会が多いのは、大変ありがたいと感じる」
引用元:株式会社ナチュラルノーサンで働く先輩社員に聞く仕事内容|リクナビ2026 (rikunabi.com)
自分の意見や考えが通りやすいという口コミ・評判からは、伸び伸びと働ける風通しの良さがあります。上司や先輩とのコミュニケーションを多く取れる環境は円滑な自己成長に繋がり、大きな働きがいを得られることにもなります。
「自分自身が主役に!」とチャレンジできる人材を歓迎
上記の口コミ・評判から想像できる通り、三協食鳥は自社の社風について「まじめに、正直に、人に優しく」と表現しています。
顧客だけでなく、働く仲間にも正直に、自分ができる限りのことを頑張ると言う考え方が浸透しているとのことで、コツコツと努力をしていることも正しく評価するとしています。
社員に対しては、一人ひとりに責任と裁量を持たせ、自立した仕事をするよう求めています。
そのような環境下で地に足のついた成長をしてほしいと期待しており、自社の経営理念に共感し、「自分自身が主役になりたい!」とチャレンジできる人材を歓迎しています。
三協食鳥が目指しているのは、会社と社員が共に成長し、日本を代表する企業になることです。
まとめ
今回は、京阪神で最大級の鶏肉取扱会社である三協食鳥について深掘りしてみました。
三協食鳥は生産から販売まで、すべてのプロセスにわたる事業展開、分社経営の柔軟な結合により、売上高は15年連続で増加しています。
口コミ・評判を見れば、職場環境は良好で、顧客の信頼も厚い中で大きな働きがいを実感できる会社でもあるようです。
三協食鳥で働けば、「まじめに、正直に、人に優しく」を体現する社風の下、自分の個性を発揮しながらやりたいことにチャレンジできることでしょう。
私たちの生命と幸福に欠かせない食品・食肉業界でスキルや人間力を高めたいという方は、三協食鳥への応募を考えてみてはいかがでしょうか?