株式会社キャリアプランは、東進衛星予備校MSGnetworkを運営する企業です。
同じネットワークの中でも高い合格実績を誇っており、近年は最新AIを活用した演習プログラムの導入やネイティブ講師による英会話レッスンなど、独自の取り組みを積極的に行っています。
そんな株式会社キャリアプランの代表取締役社長を務めているのが、岸陽一郎氏です。
岸陽一郎氏はキャリアプランを立ち上げるまでにどのような経緯があったのでしょうか?
そこで今回は、キャリアプランの代表を務める岸陽一郎氏の学歴や人物像、従業員に対する想いなどをご紹介します。
目次
東進衛星予備校MSGnetworkを運営する株式会社キャリアプランとは?
まずは岸陽一郎氏が代表を務める株式会社キャリアプランがどのような企業なのか、解説していきましょう。
社名:株式会社キャリアプラン
設立年月:1998年3月
創業:1977年(明昭義塾)
本社所在地:神奈川県横浜市神奈川区金港町1-4 横浜イーストスクエア 5F
支部所在地:愛知県名古屋市中村区椿町1-16 井門名古屋ビル 2F
資本金:1,000万円
教室数:55箇所
従業員数:107名(その他アルバイト670名)
株式会社キャリアプランは、神奈川県・埼玉県・愛知県・岐阜県の4県を中心に大学受験生を対象とする「東進衛星予備校MSGnetwork」を運営しています。
わかりやすい映像授業に加え、きめ細かい合格指導によって、これまで多くの学生の大学受験をサポートしてきました。
全国の東進衛星予備校1,100校の中でも、キャリアプランが運営する教室はトップクラスの合格実績を誇っており、25年連続で合格実績部門最優秀賞や東大合格実績部門最優秀賞を受賞しているのも大きな強みです。
キャリアプランの代表を務める岸陽一郎氏はどんな人物?
驚異の合格実績を誇るキャリアプランの代表を務めているのが、岸陽一郎氏です。
岸陽一郎氏はどのような人物なのでしょうか?
ここでは学歴や会社を設立するまでの経緯についてご紹介します。
予備校に通いながら感じたこと
岸陽一郎氏の詳細なプロフィールを確認できなかったため、出身や年齢などは不明ですが、ネット上でインタビュー記事を確認できました。
岸陽一郎氏の父親は明昭義塾という小さな塾を経営しており、その後東進衛星予備校のネットワークへと加入しています。
岸陽一郎氏はそんな父が運営する塾に通い、受験勉強を行っていました。
そこには授業が収録されたビデオライブラリが置かれており、その映像を見ながら勉強を行っていたのです。
授業内容も非常にわかりやすく、理数系から文系へ移行した直後だった岸陽一郎氏もこのやり方なら志望校に行けると確信を持てたそうです。
実際、岸陽一郎氏は志望校だった慶應義塾大学総合政策学部への合格を果たしています。
しかし、ここで岸陽一郎氏は「どれだけの生徒が自分でカリキュラムを組み、必要な授業のビデオライブラリを選べたのか」を疑問に思うようになります。
映像授業の内容はわかりやすく、勉強しやすかったものの、自分にとって最適なカリキュラムを組むのは難しいだろうと考えたのです。
もしこのカリキュラムを塾のスタッフが提案できるようになれば、合格率がより上がるのではないかと考えます。
そこで岸陽一郎氏は、大学進学と共に新たな東進衛星予備校の立ち上げに向けて動き始めました。
全国1位獲得によって得た自信
岸陽一郎氏は午前中に大学で講義を受け、午後からは自身が通っていた杉田校で塾の仕事を手伝うようになります。
22時過ぎに自宅へ帰宅すると大学の課題やレポート作成に取りかかっており、翌朝6時にはビラを持って自宅を出ます。
部活の朝練の時間に合わせて、高校の校門前に立ち塾のビラを配布していたのです。
岸陽一郎氏の大学時代は学業と仕事を両立させ、二足のわらじを履く生活を送っていました。
当時東進衛星予備校は全国に300~400程度教室がありましたが、杉田校はその中で見事合格実績1位を獲得しました。
杉田校のメンバーは岸陽一郎氏を含め、全員が大学生だったこともあり、周囲も1位を獲得したことに驚いていたそうです。
1位を獲得したことで岸陽一郎氏は自信がつき、その後東進衛星予備校の事業計画を作成して父に「運営を自分に任せてほしい」と告げました。
すると父親はこれまでの成果や頑張りも含めて評価し、あっさりと承諾してくれました。
こうして、岸陽一郎氏は大学卒業と共に株式会社キャリアプランを立ち上げ、代表取締役社長に就任したのです。
岸陽一郎氏が掲げる「社員第一主義」
予備校や塾などの経営理念で「受講生第一」を掲げる企業は多くみられます。
いくら受講生第一を掲げていても、受講生に接するスタッフが幸福感を感じていなければ、本当の意味で受講生を第一に考えられていないと言えるでしょう。
岸陽一郎氏は受講生を本当の意味で第一に考えられるように、「社員第一主義」を掲げています。
スタッフが健康で、プライベートも充実した幸せな人生を送れるように、職場環境や社内制度なども整備しているのです。
例えば、スタッフのワークライフバランスを整えるために年間休日は120日に設定し、業界では珍しい土日休みを取り入れています。
また、一人ひとりのやる気が促されるよう、成果や仕事に対する姿勢に合わせて積極的に評価しており、未経験で入社したスタッフがわずか1年でブロック長にまで昇進した実績もあります。
他にも、社外イベントを活発に行っており、社員旅行や部活動などスタッフ同士が交流できる機会も多く設けています。
社外イベントは強要しておらず、自分がやってみたい・参加してみたいと思うものに自由に参加できるのが魅力です。
岸陽一郎氏はチームで仕事をする大切さを自身の体験をもって学んでおり、仕事を分業するチーム制も導入しています。
社外イベントや分業するチーム制の導入なども含め、スタッフが交流する機会も重視していることがわかります。
このように、岸陽一郎氏は社員第一主義を掲げ、まずはスタッフが幸せになる職場づくりに尽力しています。
将来の事業展望についてどう考えている?
学習塾業界は少子高齢化の影響もあり、斜陽産業と呼ばれています。
しかし、経済センサス‐活動調査によると、2016年時点の学習塾市場規模は7,650億円 だったのに対し、2021年には8,446億円 にまで成長しています。
岸陽一郎氏も斜陽産業ではないかと懸念していた時期もあったようですが、子どもの数は減っているものの塾の数は依然として多く、市場規模も小さくないことに気付きました。
そのため、岸陽一郎氏は自社が手がける事業を成長ビジネスだと捉えているのです。
教育内容やサービスは今後さらに充実化を求められるようになると考えていますが、すでにキャリアプランが運営する東進衛星予備校MSGnetworkには成績以外にも得られる付加価値がたくさんあります。
こうした付加価値を今後も重視しつつ、海外展開などの視野も広げながら経営に取り組んでいくようです。
まとめ
今回は、キャリアプランの代表取締役社長・岸陽一郎氏についてご紹介してきました。
自身が受験生の時に大学合格にも役立った映像授業で大学合格をサポートしたいという想いと、自分ならより合格実績を上げられるという自信から、キャリアプランの設立に至っています。
受講生を大事にするのはもちろんですが、社員第一主義によって一緒に働く仲間を大切にしているのもキャリアプランの特徴です。
また、岸陽一郎氏は学習塾を成長ビジネスと捉えており、成績だけでなく他の付加価値も含めて日本一の学習塾になれるよう目指しています。
ぜひ大学受験に向けて入塾を検討されている方は、キャリアプランが運営する東進衛星予備校MSGnetworkを利用してみてください。