新潟県と言うと、都心からは距離も離れていて雪国のイメージを持っている方も多いのではないでしょうか?
しかし、実際は新幹線1本で2時間程で行ける距離にあります。
不動産投資をする上では、運用しやすいエリアは限られてくると言われていますが、首都圏の方なら問題なく運用できる距離にあるのです。
現在運用している物件の収益が満足できない、また他に条件の良い立地はないかと悩んでいる方は、新潟県での運用を検討してみてはいかがでしょうか?
そこで今回は、不動産投資を新潟で行う場合に知っておきたいポイントと、成功させるコツをご紹介していきましょう。
新潟県のアパート・マンション需要は?
本州の日本海側では、新潟県は唯一の政令指定都市がある都道府県です。
面積は東京都の約5.74倍にもなる12584平方キロメートルとなっており、都道府県の中でも面積が広いのが特徴です。
魚沼産コシヒカリやへぎそば、清酒などが有名で、清酒に至っては国内消費量が1位となっています。
また、最長河川である信濃川をはじめ、神社の数や重要有形民俗文化財指定件数など日本一がたくさんあります。
近年は、未婚化や晩婚化、出生率の低下などで新潟県全域において人口流出の傾向があります。
しかし、アパートやマンションの需要は強いので、不動産投資をする上では、人口が集まっている地域にする必要があるでしょう。
新潟県内で、最も需要が高いのは新潟市です。
雪国の新潟県でも、新潟市は積雪量が最も少なく、電車の沿線地域も多いので交通の便が良く、生活しやすいのが特徴となっています。
電車の沿線地域はアパートやマンションの空室率が低くなる傾向にあります。
単身者は大学や駅周辺、ファミリー層は住宅地の多い地域が特に人気です。
ただ、新潟市内と言っても広いので、空室率が低い地域と高い地域の差が出てしまう可能性もあります。
そのため、電車の沿線地域どうかは不動産投資をする上で重要なポイントと言えるでしょう。
首都圏と比べても、新潟県は1人1台車を所有する程車の利用頻度が高いです。
アパートやマンション経営をするなら、駐車スペースについても考慮しなければなりません。
新潟市以外であれば、長岡市、上越市が人気の地域となっています。
新潟の家賃相場と利回り
最近は、不動産投資を新潟県でする投資家も増えてきています。
その理由は平均利回りの高さです。
不動産価格が下落したとしても、新潟県は利回りが高く、入居者を獲得できればより安定した収益源となるからです。
新潟県の平均利回りは、平均13%で、マンションの場合は20%以上の利回りが実現できる物件もあります。
新築のアパートやマンション経営でも十分な収益が見込めるのではないでしょうか?
ただ、新潟県は地価が安いので、マンション購入よりも戸建てやアパートを選択する方が多い傾向にあります。
近年の人口流出の傾向を踏まえ、アパート経営で不動産投資をするのも成功させるためのポイントと言えるでしょう。
もちろん、高収益を実現したいのであれば、新築マンションを経営し、より付加価値の高い物件にすることで空室リスクを軽減するのも方法の1つです。
では、新潟県新潟市中央区の家賃相場を見て見ましょう。
・1K:4.65万円
・1LDK:7.39万円
・2DK:5.96万円
・2LDK:8.51万円
・3LDK:10.87万円
1Kの場合は4.65万円で相場としては低いですが、3LDKになると10万円を超えます。
新潟市内でもエリアによって幅があるため、事前に確認しておく必要があるでしょう。
不動産投資を新潟で成功させるコツ
人口減少に伴い、新潟県では地域活性化や人口安定に向けて様々な対策を講じています。
例えば、行政計画の1つ「夢おこし」では、健康で安心して暮らせる街を目指すため、教育者育成や企業活性化を促しています。
新潟存住の方やIターン・Uターンを増やし、定住者を安定させるべく、住宅情報や就職情報などの提供に力を入れているのも特徴です。
新潟県内においては、大学や駅周辺であれば単身者、駅周辺や住宅地であればファミリー世帯というように、どの地域で運用するかによって需要も大きく変わります。
電車の沿線の中でも、まずはターゲット層を見極めた上で、エリアを厳選すると良いでしょう。
ただ、新潟駅周辺は開発が進み、マンションも増えてきています。
新潟で不動産投資をするなら、周辺のアパートやマンションとの差別化が必要不可欠です。
例えば、家賃を安くする・リフォーム代や設備費に積極的に投資するといった工夫などです。
管理会社と信頼関係を築き、空室リスクを軽減させることが大事なポイントになります。
今回は、新潟で不動産投資をすると儲かるのか、また成功させるコツなどをご紹介してきました。
新潟県は、首都圏からのアクセスも良く、都心に住んでいる投資家でも運用しやすい都道府県です。
ただ面積が広いので、電車の沿線地域の中でもターゲット層に応じてエリアを厳選したり、周辺の物件と差別化を図ったりする必要があります。
新潟県は人口流出の傾向がありますが、その一方で平均利回りが高いです。
より付加価値の高い物件を運用できれば、安定した収益源になるでしょう。
管理会社との信頼関係も大切にし、効率良く運用してみてはいかがでしょうか?